本と映画と西荻と

本と映画と世界の歴史と  相棒オリンパスと西荻窪で

クリスマスに読む物語

Christmas

またの名をX-mas (X'masは正しい表記ではないとのこと)

「X」は単なる略号なのではなく、「クロス」=十字架を意味するキリスト教文化圏の基本的な記号であるらしい。

 

「mas」は「ミサ」

 

そんなキリストのミサの日が今年もやってくる。

 

この時期、イルミネーションを見るにも、ショッピングをするにも

どこかへ足をのばそうとすると、多くの人に囲まれる

 

もしも、聖なる夜には自分の世界に没頭したい、寂しさを紛らしたい

 

そんな人には一冊の本を手に取ることをお勧めしたいのです。

 カフェで、自宅で、コーヒーを相棒にして

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新潮社から出版されている

「O・ヘンリ 短編集(一)」(二、三もあります)

短編集なので気軽に読むことができます。

 

O・ヘンリの短編の特徴として、ニューヨークが舞台になっていることが多いかなと感じる。

これには彼自身がニューヨークで暮らし、「自分の書く物語の筋書きは、どこにでも転がっているものだ」と語っている通り、裏街から安酒場までもぐりこんで人々の実生活を観察してきたことが影響しているとのこと。

 

私自身ニューヨークを訪れた際はあの摩天楼に圧倒されてばかりいたが、そこには

実際に生きる人の生活があるわけで、あの時目を向けられなかった「人」について

O・ヘンリの目を通して(背景は私が見たニューヨークを通して)、想像を膨らませる。

 

 

もう一つ、彼の作品の大きな魅力となっているのが「O・ヘンリ・サプライズ」

 

最後の1行がなければ彼の作品はここまで人を惹きつけることはなかったのではないか

 

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お気に入りの話

「警官と讃美歌」

貧しいソーピーの目的は「越冬」すること。警官に捕まることで目的を達成しようとするが彼の心に変化が…
O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)

O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)

 

    

 

 振子

マンハッタンに住むジョン・パーキンズは、反対する妻の小言を振り切って夜な夜な仲間と遊びに行くのが習慣となっている。遊びから帰ると妻からの手紙が置いてあった。
O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)

O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)

 

 

 

 賢者の贈りもの

明日はクリスマス。手元にあるのは1ドル78セントだけ。ジェームズ・ディリンガム・ヤング夫人(デラ)は夫(ジム)へプレゼントを買うために…

そしてジムがデラに贈ったものは?

 

O・ヘンリ短編集 (2) (新潮文庫)

O・ヘンリ短編集 (2) (新潮文庫)